80才過ぎての全身の激痛。「ひたすら安静」は寝たきりへまっしぐら。治療はハードでも希望はあります。

80代の「脊柱管狭窄症」。初期の痛みを我慢し続け、ついに全身の激痛へ。悪化の早さはまるで坂道を転がる石のよう。

働きづめで寝込むことも許されなかった多忙な日々。

大工の親方の妻として、「忍耐と辛抱」を信条に長年夫を支え続けてきた80代のKさん。

ある日、ガマンの限界を超えた全身の激痛に襲われ、救急車搬送の憂き目に。

医師に「ひたすら安静にするしかないので入院しますか?」と匙を投げられるような状態にまで悪化していました。

ところが「忍耐と辛抱」が座右の銘であるKさん、「絶対に寝たきりにはならない」と入院を断り、強い意志を持って当院へ来られました。

今回のブログでは

  1. 「脊柱管狭窄症」初めはガマンできる痛みだったのに・・・。
  2. 全身の激痛は長年の無理が原因?
  3. 80才を超えた方の激痛でも、覚悟があればよい方向へ向かいます

この3つを中心にお伝えしたいと思います。

体を動かすたびに声をあげるほどの痛み。病院の指示は「ひたすら安静に」

90代の夫は住み込みの若い人を雇い、手広く経営してきた大工の元親方。

多忙な夫を支える妻として、長年寝る間もないほど働きづめの日々だったKさん。

多少熱が出ても体が痛くても、寝込むなんてもってのほか。

腰痛はもはや持病となっていたが、人生の信条「忍耐と辛抱」で切り抜けてきた。

さすがのKさんも80才を過ぎると「脊柱管狭窄症」起因の持病の腰痛が次第に悪化、背筋をまっすぐに伸ばすことがつらくなってきた。

体は「くの字」に曲がってしまったが、それでも90才の夫と支え合いながら2人暮らしを続けてきた。

「ぎっくり腰」は昔から何度も経験があるが、その時は杖をつきつき毎日根性で整形外科に通院、痛み止めの薬やシップ・電気治療などの施術で1か月でなんとか回復。

整形外科では「年齢による脊柱管狭窄症があるので、ぎっくり腰坐骨神経痛になりやすいですよ。気をつけてください。」といつも言われていたが、「そうですか」と思いながらも日々の忙しさが勝って自分と向き合うことはなかった。

ところがついにその日がやってきた。

痛みには慣れていたはずなのに、とうとう我慢の限界を超える激痛に襲われたのだ。

体をほんの少し動かすだけで、腰から足の先まで連続的に電気ショックを流されるほどの痛み・・・。

「痛い痛い痛い」口から悲鳴しか出てこない。

今まで味わったことがないレベルの痛み、夫の判断で救急車を呼ぶことになった。

藁にもすがる想いで当院へ。4日間連続の鍼治療で希望の光が見えてきた。

救急車で運ばれ、レントゲンなど一般的な検査を受けた。

検査結果を見た医師から言われた言葉は「入院して安静にしましょうか。」だった。

長年の無理がたたり、脊柱管狭窄症のみならず股関節・ひざ関節・足関節など関節のすべてが変形、手術をするなら何か所も同時にするレベルだと医師が判断。

現実的には80代での同時手術は無理だと診断されたのだ。

「入院したらそのまま寝たきりになってしまう。」

切羽詰まったKさんはとても了承する気になれず、帰宅を決意。

帰宅後も耐え難い全身の痛みをこらえ、自宅の中をハイハイしながら最低限の家事をこなそうとした。

しかし、数日間見守っていた夫がついにその姿を見かね、少し離れた場所に住む娘さん相談。

娘さんは「そんな大変なことになっていたの?」と驚き「病院ではどうにもならない」との危機感からネットで検索開始。

脊柱管狭窄症/松戸」「腰痛/高齢/激痛」など思いつく限りのワードで検索を続けた。

その結果「はりがいいって書いてあるよ。ここはどうかな?」と両親へ提案が。

数日後、介助があれば歩けるレベルに何とか回復したKさんは当院に電話で予約。

夫の車に乗って、必死の形相で来院された。

しかし、当院にはじめて来られたKさんに対して時間をかけた問診後、さすがの院長も「どこまでお役に立てるか正直判断が難しいです。」と伝えた。

これは80代Kさんの症状・年齢から判断した苦渋の決断。

ところがKさん本人の「良くなりたい」という気持ちは揺るがなかった。

Kさんの覚悟に確信を持った院長は、「まず4日間毎日治療に来てもらって、その時点で回復の兆しが見えたら希望をもって治療を続けましょう」との治療計画を立てた。

腰が良くなったら今度は「肩」?「足がつる」?症状が次々と変化して不安は深まるばかり。

第1回~第4回の治療

「来院した時より少しマシ」を目標に約1時間かけて「鍼治療と運動療法」を行う。

初回は治療そのものが痛みとの闘い、まさに修羅場となったが「これで良くなるのなら」とKさんはくじけない。

この姿勢に周りも脱帽。

第2回、3回、4回と治療の回数を重ねていくうちに「だんだん痛みが軽くなってきた気がする」とのKさんの感想が。

回復の兆しが見えてきたので治療を続行させることが決まり、治療間隔も毎日から週3回へとあけていくことになった。

5回目の治療

「一難去ってまた一難」の様相。

下半身の痛みが改善されたと思いきや、今度は足腰をかばうため支え続けていた肩が悲鳴をあげ、ちょっとでも動かすと激痛が走るように。

「どうして今日はこんなに肩が痛いんだ?一日あけたから?」とKさん。

本人はかなりショックを受けている様子。

この回の治療は肩に特化して行われた。

6回目の治療

肩の痛みは治療の甲斐があり2日で治まった

本来の腰からお尻の痛みという脊柱管狭窄症の症状へ戻る。

7回目の治療

一か所あたりの痛みは薄らいでいるものの、「坐骨・肩・そけい部・足がつる」など各部位に分散する痛みに変化。

80才を超えてもあきらめない限り、体はよい方向へ変化します。

8回目の治療

右足の治療中に左足がつり治療が中断したため、冷え性のツボへのお灸とふくらはぎのマッサージを追加

鍼治療と並行して行ったため、治療は大がかりに。

かなり痛みを伴った治療になったが、治療後下半身がスッキリとしたとKさん。

9回目~11回目の治療

この日は膝の痛みからアプローチ。

この頃から治療中の「痛い痛い」という声が格段に減少。

体全体の痛みが徐々に骨盤周囲にまで狭まってきた。

福祉用具の室内キャスターが自宅へ届き、使用を始めてから歩行が安定してきたとのこと。

12回目の治療

Kさんいわく「今くらいの痛さは前になったことがある」というレベルにまで回復。

表情が穏やかになり、本来のしっかり者に戻ってきた様子。

治療間隔を週3回から週2回へ変更。

このように80才を過ぎた患者さんの激痛に対する治療は、患者さん本人と院長、そしてご家族が共に

に戦っていくという覚悟が必要ですが、あきらめなければよい方向へ進んでいきます。

これからも夫婦二人の生活が末永く続けていけるよう、院長は希望と責任を持って治療を続けます。

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「まだまだガマンできるできる痛みだから大丈夫」は大きな落とし穴。

不屈の精神をお持ちのKさんは80才を越えてからも回復を続けていますが、「Kさんの痛みは、実は普通の人がなかなか対決できるレベルではない」と院長は言い切ります。

そう、本来なら「あきらめて寝たきり」になってしまうレベルだというのです。

年齢を重ねていくと自分の人生を振り返った時、「あの時がターニングポイントだったのかな?」と思い当たることがありますよね。

「あの時、ああすれば良かった」と。

実はKさんにも激痛につながってしまったターニングポイントがありました。

そこはどこだったのか?

脊柱管狭窄症由来の「ギックリ腰」が何度も起き、そのたびに根性で毎日整形外科に通い続けた頃かもしれません。

Kさんは「なかなか治らない」と思いながら通っていたといいます。

実は保険治療は1回あたりの治療費は抑えられていますが、出来ることが日本全国でマニュアル化されています。

標準的な治療として、まず痛み止めの薬・シップ・電気治療・一部位の簡単なマッサージが第一段階、それでも治まらないときは神経ブロック注射に移ります。

例えば1回あたりの治療費が500円だったとして、1か月間毎日通ったらいくらかかるでしょう?

治療費だけで1万円は軽く超えます

ほとんど効果が見られなかったとすると、毎日通った貴重な時間とお金が結局無駄になってしまったといえるのです。

しかも1か月、保険治療で漫然と治療しているうちに、軽度だったものが中程度・重症へと悪化することさえあるとか。

これでは将来お金は多少残ったとしても、回復不可能な痛みに悩まされる老後が待っているかもしれません。

「こじらせると大変」の本当の意味。苦痛が少なく日常生活を送るために今考えておくこと

本来の「脊柱管狭窄症」はどのような症状?

脊柱管とは背骨の中にある神経の通り道。

何らかの原因で脊柱管内のスペースが狭くなり神経が圧迫され症状が出ると「脊柱管狭窄症」と診断されます。

特徴的なのが姿勢による症状の変化

前かがみになると痛みが軽減、逆に後ろに反る憎悪します。

立ち続けたり長い距離を歩くと痛みが出るので、定期的に前かがみで休みたくなるほど。

「脊柱管狭窄症」に対する保険治療とは?

保険治療で痛みが改善する人は全体の25%不変が50%悪化する人は25%と言われています。

悪化すると次に神経ブロック注射が検討され、疼痛の減少を期待して硬膜の周囲に麻酔薬とステロイドを注入。

ただしステロイド注射は長期間継続できず、3回ほどの使用で限界に

注射の後は手術が検討されますが、全身の合併症や重度の膝関節症などがあり、腰の手術を行っても歩行能力の改善が見込めないと診断されると病院では「打つ手なし」。

これが「こじらせた状態

ではターニングポイントでやらなければならないことは何だったのか?

それは痛みが軽い初期のうちに、質の高い治療が出来る治療院に巡り合う努力をすることだったのです。

こじらせる前」に早めに行動することは、「あの時ああすれば良かった」と後悔しないための保険

「今は忙しいから」「まだそこまで痛くないから今は大丈夫」と考えて体と向き合わないのは危険なのです。

「病院に通っているのに全然良くなる気配がない」「そこまで痛くないから様子を見ている」という方、「今」がターニングポイントかもしれません。

最後にひとこと

絶対にしてはいけないこと

癒し目的のマッサージ店で痛いところをぐいぐいもんでもらう

あなたのその考えは間違っています

いつかは治ると信じ込み、1か月以上ひたすらガマンすること

損をしていますよ

漫然と保険治療に通い続け、気づけば1か月経過。

治療費は1万円超え、なのに効果はなし。

今しなければならないこと

初期のうちに、質の高い良い治療院に巡り合う努力をすること

このままで放っておくとどうなるか?

お金は多少残っても、心身ともに痛い老後がまっていますよ!

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