大ピンチ!大事な大会前に「シンスプリント」発症!

大事な大会、練習休めない、どうしたらいい?

大事な大会で記録を出したいと全力投球で練習を積む若きアスリート。

ところが大会直前になって、足のふくらはぎに痛みを感じ、病院でシンスプリントとの診断を受けてしまったら?

病院では「練習を休めば治るよ」と。

しかし、大事な大会を前に練習を休むなんて本人たちには考えられないこと。

今回のブログでは、若いスポーツ選手を絶望の淵へ追い込むシンスプリントについて、原因や治療法、今後再発させない秘訣などをお伝えします。

ぜひ参考にしてくださいね。

シンスプリントの代表的な症状とは?

シンスプリント・・・運動を本格的に行っている人にはよく知られている病気で、「シンスプ」などと略されることも。

「シン」=shinは脛(スネ)、いわゆる弁慶の泣き所。

ランニングやジャンプをひんぱんに行う競技で起こりやすいスポーツ障害のひとつです。

シンスプリントは古典的な病名で、別名「過労性脛骨骨膜炎(かろうせいけいこつこつまくえん)」「過労性脛部痛(かろうせいけいぶつう)」とも。

つまり「使い過ぎによって硬くなった筋肉が、スネの骨近くの骨膜をひっぱり炎症を起こしている」のがシンスプリントです。

シンスプリントの代表的な症状(軽度から)

  1. スネの筋肉が付着するラインに沿って、不快感やうずくような痛みを運動時のみ感じる
  2. 不快感が徐々にひどくなり、運動している間ずっと続くようになる
  3. 運動時だけでなく、日常生活の動作でもスネが痛むようになる

ただし痛みの特徴として、骨折したときのような激しい痛みではなくボンヤリとした鈍い痛みなので、軽度の場合は「たいしたことないな」と自己判断してしまうことがあり、注意が必要です。

シンスプリントの原因は?

シンスプリントの症状で来院する患者さんで多いのは、部活などでスポーツに打ち込む10代の中高生。

来院の時期は、4月~5月が多いでしょうか?

環境が変わったばかりの新入生や、大きな大会が多くなる2,3年生は体調管理に一苦労。

それはなぜでしょう?

中学から高校に進んだばかりの新入生は格段に増える練習量についていくのに四苦八苦。

2,3年生はレギュラー争いや大きな大会で記録を出すために一心不乱。

実はシンスプリントの主な原因は、小さな負担の積み重なり。

成長期真っただ中の体が出来上がっていない状態で、筋肉を酷使することの負担は想像以上に大きいんです。

特にまだ練習量に慣れていない新入生は、練習後に筋肉を使いっぱなしにしてケアをしていないことも・・・。

筋肉の疲労は練習後に正しいケアをしなければ、体にどんどん溜まっていくのですが、ケアの方法がわからなければ結果的に放置してしまうことになり、やがて症状が現れてしまうんです。

シンスプリントの症状は、主に骨のラインに現れるので、本人は「大変や!骨が痛くなってしまった!」とあわてますが、さきほどお伝えしたように、シンスプリントは骨の異常ではなく骨膜が炎症を起こしている状態

知らない間に硬くなったふくらはぎの筋肉が腱と脛骨の骨膜をピーンと引っぱって炎症を起こすのです。

このまま痛みをガマンして走り続けるとどうなる?

「骨が痛くなった!」と勘違いしてしまうシンスプリントのスネの痛み。

でも軽度のときはボンヤリ痛い、つまり鈍痛(どんつう)です。

これはガマンしようと思えばガマンできてしまう痛み。

特に若い人は「スネが痛いんです」というひと言が言い出せなくて、「そのうち治るやろ。」と楽観視。

そのまま練習に参加していることも多いとか。

練習を少しでも休むこと=今までの苦労が水の泡になりかねないという考え。

ところが、この判断は後で怖いことになるかもしれません。

・・・何も対策をせずに運動を続けると、本当にスネの骨にヒビが入ってしまうことがあるんです。

それが「疲労骨折」。

疲労骨折とは?

急激な一瞬の力がかかり発生する通常の骨折とは違い、運動によって骨の局所(一箇所)に繰り返し負荷がかかり発生する骨折。
ヒビが入ったり、重症の場合は完全に骨折することも。
短期間に集中的なトレーニングを行ったときに起こることが多く、最初は運動時のみ、症状が進行すると安静にしても痛みが続くようになる。

疲労骨折は、本人が感じる初期の症状ではシンスプリントとほとんど差がないそうなのですが、大きく違うのは、いったん「骨に異常がある」と診断されると直ちに練習の休止が求められるところ。

実はシンスプリントは重症でない限り、大幅な運動量の制限は必要なく、治療を続けながら大会に出ることが可能なんです。

練習を続けてよい結果をだすために、痛みを感じたら早めに手を打つことが大事!

「そのうち治るやろ」はアカンのです。

ここで、気をつけたいことをもうひとつプラス!

身長が急激に伸びている時期は、骨の伸びに筋肉の伸びが追い付かず足関節やふくらはぎの筋肉が硬くなりがち。

特に女子は思春期になるとホルモンのバランスが変わり体形が変化していくので、もともとの筋力は変わらなくても支える重さが増え、筋肉に更なる負担がかかることも。

 

シンスプリントは安静にすれば完璧に治る?

シンスプリントで練習に差し支えるほど痛い時に、医師から告げられる「患部の安静」。

苦渋の決断で10日~2週間ほど練習を休んだら、シンスプリントは完璧に治るのでしょうか?

答えは・・・「一応YES」

シンスプリントは筋肉に過度に負担がかかり発症するスポーツ障害なので、負担がなくなれば徐々に治まるものです。

でも問題はオフ明け。

「さぁ、治ったぞ~!やったるでぇ!」とばかり以前と同様の練習を再開させるとどうなるでしょうか?

実はシンスプリントって何度でも再発するんです。

そこが厄介なところで・・・。

シンスプリントは単なる筋肉の使い過ぎだけではなく、その他の原因が複雑に絡み合い重なっていることも。

だから同じ練習をしていてもシンスプリントになる人とならない人がいるともいえます。

例えばこんなことも原因のひとつ。

  • 足底が硬すぎてしなりにくい、または柔らかすぎて衝撃の吸収が弱いなど、足に合わないシューズを履いている
  • アスファルトやコンクリートなどの固い地面や、斜めに傾いた地面で走ることが多い
  • 練習後、足関節の柔軟性を保つストレッチやマッサージをほとんど行わない

一度シンスプリントを経験した人は、「自分はシンスプリントになりやすいかも」という自覚を持つこと、再発予防のために何をしたらいいか日頃から考えるクセをつけることが大切。

この考え方は、シンスプリントに限らず様々なスポーツ障害やケガの予防としても重要です。

futta1876m

シンスプリントと「スポーツ鍼灸」、その驚くべき効果とは?

統園鍼灸院には「シンスプリントになってしまった」と大会直前に中高生のスポーツ選手の皆さんが大あわてで来られます。

当院の患者さんたちは、日頃から整形外科や治療院にマメに通って保険治療を受けている人がほとんど。

保険の一般的な治療の一例

  • 電気をあてる
  • スネ周りの筋肉のマッサージやストレッチ
  • 湿布
  • アイシング  などなど

どの治療法も一定の効果はありますが、短期間で結果を出すには保険治療では限界があります。

1、保険治療では定められた部位にしか治療ができない。

2、関連部位を含む多部位の治療は自費扱いになる

3.保険治療でできる治療内容は上記のごとく規定が決まっている

4、鍼灸治療は自費扱いである

スポーツ鍼灸とは?

スポーツ選手を対象として、スポーツ障害の治療やケガの予防、コンディションを整えるために行われる鍼治療。

鍼治療は「即効性が認められる」ことから、スポーツ界でも重要視されている。

スポーツでは突発的なケガへの対応も必要なので、鍼治療の技術に加え、スポーツ医学についての幅広い知識が求められます。

当院の院長は鍼灸マッサージ師資格に加え、健康運動指導士というスポーツ関連の資格を有しています。

アスリートにかかわる治療家は、「はい、痛みがなくになりましたよ」だけでは片手落ち。治療中に気を付けておきたいことや、トレーニングのアドバイス等が多少なりとも必要です。

実際に当院へ来られた患者さんの症例

高校1年生の男子、スネの内側の骨に沿って触られただけで激痛が走るほど悪い状態のシンスプリントで来院。

状態を確認した後、骨の近くの筋肉にためらいなく鍼を打つ院長。

「いててて~!!」と男子高校生の悲痛な声が響きます。

ところが強烈かつ一瞬の痛みを何度か耐えた治療後、あら不思議。

「あれ、痛くない」と本人もびっくりするほど痛みが軽くなりました。

他にも、歩くのに支障が出るほどの痛みがあった高校2年生の患者さんから、鍼治療の数日後に「大会で良い結果が出せました!」と喜びの報告が届いたことも。

あとで院長に「どんな針をしたんですか?」と聞いてみたところ、「鍼はせいぜい2、3本。患部の親玉みたいなところにガツンと一撃を見舞うだけ。あとは丁寧に大腿部の筋肉やアキレス腱をマッサージでほぐすんよ」と。

シンスプリント発症時は100パーセント大腿四頭筋とアキレス腱がカチカチになってるとのこと。

シンスプリントの予防には地道なケアが一番効果的ってホント?

こんな風に「駆け込み寺」のような当院ですが、院長は治療をするだけでなく、患者さんへシンスプリントの再発予防についてきちんと個別にお伝えしています。

スポーツ選手にとって「ケガなく自己最高のパフォーマンスができること」が一番だと、院長が常々考えているからです。

10代の患者さんは自分の体を過信しがち。

院長はその考えに釘を刺します。

シンスプリントは、過度の運動の継続によりスネ周辺の筋肉の柔軟性が減少し、足首を上下させる腱に引っ張られて起こる骨膜の炎症。

再発させないためには、下肢の血行を良くして筋肉に腫れやしこりを作らない工夫をすることが大切なんです。

シンスプリントを再発させないコツ

  1. 練習後は自分で正しいケアをする
  2. 日頃は保険治療をマメに受け、筋肉の柔軟性を保つ
  3. 保険治療で回復の限界を感じたときは、迷わず「スポーツ鍼灸」を受ける

一人一人に合ったケアを続けながら練習に励んでください。

ケガなく練習を続けることで、知らず知らずのうちにベースとなる筋力と柔軟性も増加。

皆さんのパフォーマンスは右肩上がりになっていくはず。

統園鍼灸院はスポーツを頑張る皆さんを応援しています。

気軽にご相談くださいね!

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