「頸椎ヘルニア」からくる首の痛み。枕を替えればよくなる?

首の痛みは「頸椎ヘルニア」だった!枕を替えると本当によくなるの?

長いあいだ肩こりと首こりに悩まされていたが、最近はよく首を寝違えるようになった。
何度もなるので心配になり、病院で検査を受けたら「頸椎ヘルニア」と診断。
ネットで調べると「首の痛みがあれば枕を見直すべき」や「整形外科医が選んだ枕が一番!」などの言葉が並んでいます。

  1. 頸椎ヘルニア」からくる首の痛みと枕の関係って?
  2. そもそも「頸椎ヘルニア」って何?

今回のブログでは、私たちが疑問を持ちやすいふたつのことを中心にあなたへ伝えたいと思います。
お役に立てれば幸いです。

病院で「頸椎ヘルニア」と診断されたけれど・・・。

なにせ若いころから肩や首がコルのは当たり前。
自分でもマッサージに通ったり、お風呂でよく温めたり、ストレッチをしたりして努力してきた。

でも最近は痛みが出てきた。
特につらいのが朝起きた時「うわっ、まただ」と寝違えが度々起こること。
こうなると人に呼ばれて振り向こうとしても「ううっ!」
体ごと振り向くしかできなくてとてもつらい。

今まではこんな時、湿布を貼ったり痛み止めの薬を飲んだりして、だましだまし治せたけど、頻度が増してくるとさすがに心配になってきた。
首の骨、どうにかなったんちゃうやろか・・・」。
しぶしぶ病院で検査を受けることにした。

検査後、病院の先生は「そうだねぇ、頸椎ヘルニアになっちゃってるね。」と診断。
何か新しい治療法があるのかと思ったら、処方されたのはまさかの湿布と痛み止めの薬。
「あれれ?病名がついたけど湿布と薬しかくれないんだ・・・。」
なんだか途方に暮れてしまった。

頸椎ヘルニア」っていったい何ですか?

「頸椎ヘルニア」放っておくとどうなるの?

診断名「頸椎ヘルニア
・・・「ヘルニアってよく聞くけどどういう病気なんやろ?」

ネットで調べてみるとこのように書いてあります。

頸椎ヘルニア」は「頸椎椎間板ヘルニア」と同じ意味で、「首の頸椎の間にあるクッションの働きをしている椎間板が押しつぶされ、ヘルニア(飛び出す)になっている状態」とのこと。

「うわぁ、これは大変やん!」と大慌てしたくなりますが、病院では「頸椎ヘルニア」と診断しても、まず湿布と痛み止めが処方され、しばらく様子をみるものなんだそうです。
何らかの理由で炎症が起こって痛みが出ているので、炎症が治まれば痛みはなくなるというのです。

基本的に、出ている症状がなんとか日常生活が送れる範囲なら、首に負担をかけないようにして治るのを待つことになります。
2、3週間かかることがあるので慌てないことが肝心です。

ただし、次のような症状が出てきたときは、一刻も早く専門医に行ってください。

  1. 痛み・しびれがひどくなり、日常生活がままならなくなってきた
  2. 歩行に障害が出て、歩きづらくなってきた

この場合は「もうちょっと様子をみたらよくなるかな?」と思わないでくださいね。
手術が検討されるような重症レベルかもしれません。

朝が一番痛い首。やっぱり枕のせい?

頸椎ヘルニア」は日常生活で負担が首にかかることで発症します。
現代人はデスクワーク・スマホの使用などで首が緊張していることが多くなりがちです。
頸椎ヘルニア」の症状を軽くするには、とにかく日常生活で首に負担をかけないよう気をつけることが大切なのです。

よく言われることですが、具体的には

  1. 荷物を片方の肩にばかりかけない
  2. 腹ばいになって本を読んだりスマホを操作をしない
  3. 首を不自然な角度にしてテレビを見ない

などすぐにできそうなことから実行してみましょう。

ところが、昼間は自分で気をつけることができても今度は「睡眠中」が問題になってきます。
何しろ寝てるので自分でどうにもできない・・・
そうすると寝具、特に「枕」が気になってきます。

ネットでも「枕は大事」「寝ている間にも首へ負担がかかる」「合わない枕はダメ」「オーダー枕が一番」などありとあらゆる言葉で枕について語られています。

朝起きた時、首や肩が張っていて首を回そうとすると「ゴリゴリ」と音が。
「アッ、首がつる」とヒヤッとするのは、やはり合わない枕で寝ているからかなぁと考えてしまいます。

「たかが枕」「されど枕」・・・毎日使うものだからやはり気になるところです。

自分に合った枕。どうやって見つける?

「やっぱり枕は大事やね」と納得したものの、はてさて自分に合った枕はどのように探せばいいのでしょう?

少し前から「オーダー枕」なるものが流行しているようですが、なにしろお値段が張るものが多くて、ちょっと気が引けてしまいます。
それに「エイッ!」と買った後で「ちょっと違うかも」と思ってしまったら・・・なんて思うと余計に思いきれません。

最近の枕は「自分で寝心地を調節できる」ことがトレンドになっていて、高さ調節用のウレタンが付属品として付いてたり、両面の硬さが違い好みの面を選べたりするようです。
枕そのものが平たく薄い形をしていて、自分好みに折ったり巻いたりして使う外国製のものも。

こうなると新しく枕を買わなくても、今使っている枕をバスタオルなどで調節して使うという選択もありかも?

そういえば子供の時は枕がなくても平気だったのに、大人になった今は枕ひとつで朝の目覚めが変わってしまうのはちょっと悲しいです。
でも「自分が快適に眠れる枕の高さと硬さは?」と探す楽しみができたと前向きにとらえていきたいものですね。

首の痛みを改善するグッズが他にもあった!

枕はとても大事なアイテムなのですが、首が痛む「頸椎ヘルニア」の方にとって見逃せない事実がひとつあります。

それは「頸椎ヘルニア」になっている方は、間違いなく「肩、背中、腰」の筋肉がバリバリに凝って硬くなっていること。

肩や背中まで硬くなっている方は、まっすぐ上を向いて眠りにつくのが難しいと聞きます。
眠りが浅かったり、なかなか眠りにつけないとますます筋肉が硬くなるという悪循環が起こるのです。

そこで枕にひとつプラスするだけで、寝姿が安定する優れものがあります。
それはズバリ「抱き枕
腰痛を持っている当院の院長が前々から皆さんにオススメしていますが、細長い形をしているので全身の重みを支えてくれ、姿勢が安定してビックリするくらいスッと眠れるそうです。

朝になると自然な寝返りで、抱き枕はどこかへ飛んで行っているらしいのですが、深く眠れているせいかどこも痛み感じないとか。

自分にピッタリのグッズを加えるのも、快適な眠りと「痛みのない首」のために必要かもしれません。

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枕を替えてみた。でもなかなかスッキリしないときは

首の痛みに困り果て枕や睡眠グッズを替えてみると「あ~、前よりだいぶ楽になったわぁ~」と実感されることと思います。

「首が痛い、痛い」と悩んでいるだけでなく、考え方を少し変えて一歩進んでみると、「痛みがない毎日」がぐんと近づいてきます。

ただもともとあるコリや硬さは、筋肉の奥深いところで石のように固くなっていることも。
固まってしまった筋肉は、自分でいくら頑張ってもほぐれないことが多いのです。

こんな時は、リセットする意味でも一度治療されることをおススメします。

筋肉を柔らかい状態にできるだけ保つことが、たとえ「頸椎ヘルニア」と診断されていても痛みにまでさせない秘訣。

新しい情報を取り入れながら、「痛みが少ない快適な生活」を自分のほうに引き寄せましょう!

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